紅型の工程

染め上がるまで

どうやって作られているのか気になった方へ。ここでは着物の「梅花藻」という柄を例にご紹介致します。

デザイン
デザインの元となった梅花藻は澄んだ小川の中に咲いています。
梅のように見えるところから梅花藻の名前が付いています。
滋賀県の醒ヶ井に夏にスケッチをするために訪れました。
スケッチから型紙の元となるデザインをおこしていきます。
型紙作り
連続柄となるように、上下の柄を繋がるようデザインをしたら、型紙に下絵を写して 小刀で彫ります。
伝統的な彫り方は突き彫りといい、点を繋げて彫っていきます。
下敷きはルクジューという名前がついた豆腐を乾燥させたものを使います。
彫り終わったら型紙を補強するため 紗張りをします。
型置き
出来上がった型紙を、布の上に置き、 糊で型を置いていきます。
その後、張り木で反物を張り、伸子をかけます。
染め

色挿し

朝、大豆の絞り汁(豆汁)をとります。
その豆汁と顔料を合わせて乳鉢で磨り潰して、色挿しの顔料を作ります。
これを小さな刷毛を使い全色下塗りしていきます。
(豆汁はその日のうちに使いきるため、その日使う分だけ毎回色を作ります。)

二度刷り

豆汁から顔料作りまでは色挿しと同じです。
色挿しで下塗りしたところに、紅型独特の刷り込み筆で上に重ね、厚みのある色を出していきます。

隈取り

二度刷りした上に、ぼかしたいことろにさらに濃い目の顔料で色を重ねます。
この隈取りをすることで紅型らしさが一気に際立ってきます。
蒸し・洗い
染めたら、色の定着のために蒸してから洗います。
白地上げ
洗い終わったら、反物を張って乾燥します。
この状態が白地上がりです。
地染めする場合には一旦白地に上げてからおこないます。
糊伏せ
地染めの準備をします。
反物に伸子を張ります。
筒に糊を入れて、先から搾り出し模様に糊を伏せて防染していきます。
地染め
刷毛で地入れをします。
地入れが乾燥したら、染料で地染めします。
蒸し・洗い
再び、染料の定着のため蒸します。
その後洗います。
仮仕立て縫い
反物のゆがみを整える湯のしを行った後、展示のために着物の形に縫います。
展示
着物の形へ縫い上げた後、展示をしました。
お客様からのオーダーの場合には、お客様のサイズに本仕立てを行いお渡しいたします。

教室では、白地上がりまでを大きく3工程に分けておこなっています。
教室の工程については、体験教室のページをご覧下さい。

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