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紅型を通して手仕事の楽しさと感動を伝える

この思いを軸にチリントゥは新しくスタートしました。
伝統の紅型と現代の生き方や暮らしとの調和を探り、大阪から発信していきます。

作家活動は『戸谷真子』ページをご覧ください

紅型 工房チリントゥ

紅型(びんがた)は沖縄が発祥の伝統的な染め物。
現地の紅型工房で修業し、その華やかさや緻密な技法、歴史の奥深さにほれ込んだ戸谷が立ち上げたブランドです。
着物や帯を染めていた戸谷でしたが、続ける中で伝統の紅型を現代の生き方や暮らしと調和する形で伝えたいと強く思うようになり現在に至ります。

大阪が拠点の紅型工房

工芸というと産地に根付き活動することが基本ですが、工房チリントゥは縁あって大阪で活動。

関西にいるからこそ出会える人々や仲間がいます。そして紅型のもつ力を別の角度から感じることができています。
産地でないですが「紅型の世界はとても楽しい」ということを共感できる人がいることが、何よりの力になっています。

見ること作ること、その両方に魅力あふれる紅型。
伝統の紅型を現代の生き方や暮らしと調和する形で伝えたい。

伝統的な手仕事は一昔前は特定の人々だけが携わる閉じられた世界でした。

けれども、もっと身近に伝統があっても良いのではと工房チリントゥは考えています。
そう考えるようになったきっかけは、伝統工芸として洗練された完成品だけでなく
完成に至るまでのプロセスにも多くの方がひかれているということを知るようになった時です。

紅型の色は見る人を癒し心を豊かにするだけでなく、実際に手を動かし作ることもまた時間の豊かさに繋がります。
これまで制作と並行し教室を行う中で強く感じてきたことです。

また、そうしたプロセスを体験する・知る中で、歴史や受け継がれてきたことの奇跡に触れ、次の世代へと文化のバトンが渡っていくきっかけとなれたなら。
産地でない場所で紅型を続けるチリントゥにも意味があるように思うのです。

豊かな心とやさしさを繋いでいく場所を目指し、工房チリンはこれからも紅型を通して手仕事の楽しさと感動を伝えます。

工房名であるチリントゥは花の名前です。
正式名称:ヒギリ 科名:クマツヅラ科

沖縄で琉球王朝時代から庭木として植栽されていました。戸谷が修業した「知念びんがた工房」近くの首里金城町周辺に自生しており、当時知念先生と散歩に出かけた際に教えて頂き思い出深い花だったことから、工房名にいたしました。

伝統を重んじる先生でしたが、これからはオリジナルの作品を生み出すことが大切であると戸谷にこのチリントゥをデッサンするよう勧めました。
これからの時代を紅型と関わりながら生きていく、そのために大切なことは何かを導いてくれた植物です。


チリントゥの理念

  1. 沖縄由来の紅型染めを伝えること
  2. チリントゥと関わる方に対し誠実であること
  3. 沖縄と紅型の歴史を学び続けること
  4. 未来へつながる活動をすること

子ども達へ

子どもに向けた取り組みを「tirinto FOR KIDS」とし、未来をになう子ども達へ向けた活動や商品にも力を入れています。
紅型を通じ想像力や発想力を豊かにするお手伝いをします。

商品

  • 幼児帽子
  • 紅型こいのぼり

体験

  • 夏休みの自由研究にも使える紅型染めの体験キット
  • 小学校への出張教室


「tirinto FOR KIDS」マスコットキャラクター
サン&ココ

紅型をきっかけとした沖縄を知る活動

沖縄出身の生徒をはじめとし、有志のメンバーの協力により開催しました。
講演会:琉球歴史家・上里隆史氏『琉球の染め物「紅型」がうまれた背景』

紅型とは
~琉球王朝時代に華開いた魅力あふれる染め物~

紅型(びんがた)とは沖縄の伝統的な染め物であり、また日本を代表する型染めのひとつです。
発祥は沖縄と呼ばれる前の琉球の時代。ちょうど江戸中期にあたる頃に確立されたと推測されます。

かつて琉球王国は中国(清時代)、南方諸国、また江戸幕府とも盛んに国交をしており様々な品物がもたらされました。
古紅型の模様には、和の模様も多数見られます。聞くところによれば、京都の友禅や能の衣装の模様が 当時の琉球王朝へ伝来したのではないかということです。[1]
それらの柄を取り入れて、デザインを請け負う貝摺奉行所が図案をおこし、王朝おかかえの職人達が型彫りや染色を行い、王族達の衣装を染めていました。
また、中国王朝の衣装の模様を模写したものが、現在も踊り衣装の模様に見られたりと、様々な国と国交があった琉球だからこそ生まれた極めて貴重な染物であると思います。[2]
模様に関しては伝来をたどると大変興味深いものがあります。
技法に関しても同様に、多国の影響を受けていると思われます。

明治維新からの激動の時代を経て、様々な人々により守り伝えられ現代まで続いています。

[1] 代表的な和の影響を感じさせる紅型模様:桜・松竹梅・菖蒲・菊・鶴等
[2] 代表的な中国の影響を感じさせる模様:龍・鳳凰・牡丹・桃・蝙蝠等

チリントゥの紅型辞典



事業概要

設立

2005年4月13日チリントゥロゴ誕生
2005年4月京都市上京区にて活動開始
2007年4月開業
2012年11月大阪府豊中市に移転

代表

戸谷真子

事業内容

紅型染めと紅型染め関連商品の企画制作
紅型染め教室運営

事業方針

沖縄以外での紅型染めの普及を目指し紅型染めの魅力を伝える
手仕事をかわいい、日常に取り入れたいと求められる商品を制作する
未来へと紅型が続く取り組み、又必要とされる取り組みをする

メディア/出展等

2005/04 「Hanako WEST 4月号」『京都体験ガイド』 掲載(マガジンハウス)
2008/02 「Fe-MAIL」『おとなのひとり時間』 掲載(Fe-MAIL)
2008/06 「雑貨屋さんぽ 京都編」『上京区・下京区のすてきなお店』 掲載(リベラル社)
2008/06 「おきなわいちば」掲載
2008/12 リンネル「とっておきの京都」(リンネル+InRed特別編集 宝島社)
2017/08 沖縄限定プリッツのパッケージに採用(沖縄限定発売のジャンボプリッツのパッケージに布が採用)
2019/05 「初夏を彩る色とかたちの物語」新作発表と展示販売会 2019(ギャラリーSAAにて開催/大阪)
2020/04 紅型染めの体験キット発売
2020/10 「ものづくり女子会」出展大阪梅田(阪神百貨店)
2020/12 「新春を彩るものづくり女子会」出展(川西阪急百貨店)